安倍氏の対ロ外交は狂気の沙汰だ。

安倍首相は24日、政府専用機でロシアのサンクトペテルブルクに到着した。
 26日にプーチン大統領とモスクワで会談し、北方領土での共同経済活動の具体化などについて協議する。北朝鮮の非核化に向けた連携も確認したい考えだ。
 3月の大統領選でプーチン氏が再選され、通算4期目の大統領就任を決めて以降、両氏の会談は初めて。首相は出発に先立ち、首相官邸で記者団に「平和条約(交渉)が進展するようプーチン大統領とは胸襟を開き、腹を割って話をしなければならない」と語った。
 会談では、共同経済活動として、ウニの養殖とイチゴの温室栽培を事業化することなどで合意する見通し>(以上「読売新聞」より引用)

 安倍夫妻は国会が「モリ カケ」スキャンダルで居心地が悪いからと外遊日程を詰め込んで世界漫遊へと政府専用機で避難している。そして事もあろうに欧米がクリミア制裁しているロシアへ飛んでプーチン氏のご機嫌伺をする、という。
 ロシアは制裁により国内経済が捗々しくなく、とてもシベリアは愚か極東まで手が回らない。実際に北方四島へロシア国民を移植させるために住居付きの好条件で国民をリクルートしている始末だ。

 そこへ馬鹿な日本の総理大臣が北方領土の「共同開発」を持ち掛けてきた。共同開発とは名ばかりで、資金日本持ちで技術も日本持ちで、援助の結実だけロシアが持ち去る、という日本国民からしたらバカバカしい限りの「共同開発」だ。
 それは北方領土のロシア化推進事業だと誰の目にも明らかだが、安倍自公政権と外務省官僚たちは「日ロ友好関係」の促進で、共同開発すれば北方領土が日本へ近づいてくると信じているのだから救われない。

 北方領土は放置する方が返還が強まる、という簡単な理屈が安倍自公政権の面々には解らないようだ。北方領土はロシアにとってお荷物だ、という現実がなぜ理解できないのだろうか。
 お荷物は重ければ重いほど早く手放したいと思うものだ。そのお荷物を日本が担いであげよう、というのだからプーチン氏にとっては笑いが止まらないだろう。
 日本の対ロシア外交は北方領土だけであってはならない。クリミア半島を軍事的な制圧下で「併合」した実質上の侵略に対して、日本も「ウクライナへ返還せよ」と声を上げるべきだ。経済支援など以ての外で、日本も欧米諸国の対ロ制裁の輪に加わるべきだ。それこそが北方領土返還への正しい筋道だ。

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